年末も年始もご挨拶もせず、なんだかんだと新しい年になり
10日以上も過ぎてしまいました・・・
今年もゆるゆると始動だなと思っていたら、7日営業開始から
多くのおなじみの方、初めての方に来ていただけて、本当に
うれしい滑り出しです。
今年初めてのブログだから、何か目標のようなものを!と思うのですが、
なんだか抱負のようなことを言うのが苦手です。
年の初めに人一倍たくさんやるぞと思うことが多い割には、
ほとんどを実行できないナマケモノなのです。
でも、1年のいろんなことを思い出していたのですが、
交通の便が格段いいわけではない場所にあるこの小さな店に
足を運んでくださる方たちの存在に自分は本当に支えられていると
思いました。
そうして足を運んでくださる方の小さな”拠り所”(=SARANA)
で在れるように、基本に忠実に、できることを一つずつやって
いきたいとあらためて思っています。
みなさん、今年もどうぞよろしくお願いします。
さてさて、今年はへび年ということで、
「へびのクリクター」 作 トミー・ウンゲラー 文化出版局 ¥1,050 |
トミー・ウンゲラーといえば、『すてきな三にんぐみ』の作者として有名で、
私のとっても好きな絵本作家です。
ウンゲラーさんの本の中でも、この『へびのクリクター』一番好きな本
かもしれません。
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フランスのある街のボドさんというご婦人の元に、
巨大なドーナツのようなへんてこな小包が送られてきました。
開けてみると、なんと中にはへびが!
ブラジルでヘビの研究をしているボドさんの息子からの
プレゼントだったのです。
動物園で毒蛇ではないことを確認すると、ボドさんは、
へびに「クリクター」という名前をつけて、飼うことにしました。
ボドさんはクリクターを大変かわいがり、出かけるときも一緒。
ところが、ある日・・・
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へび、というと苦手な方もいて、干支の中ではあんまり人気がない
動物なのかもしれないですね。
でも、この本を読んだら、クリクターが可愛らしくて仕方なくなります。
小さい人も、きっとへびのイメージが変わるのではないかしら。
ウンゲラーの、なんとも力の抜けたほのぼのとした絵は、
見ていて飽きません。
でも、この本の魅力は、なんといってもボドさん。
いくら息子が研究しているからって、いきなり家に大蛇を贈られたら、
わたしだったらどうしよう?
こんなに品のよさそうなご婦人なのに、へびを飼ってみるという
発想の柔軟さが素敵です。
しかも、その可愛がり方といったら!↑
小さい人に絵本を読み聞かせしたりして、絵本に触れる機会の多い
大人の方には、絵本や児童書に出てくる”大人”に注目して
一度読んでみてほしいなぁと思います。
自分がボドさんだったら・・・「こんなもの送ってきて!」と
ヒステリックに送り返したりしないかしら・・・と想像します。
でも、きっとそうしてヒステリックに拒否したら、
こんな楽しいクリクターの存在は知らずに、おしまい。
クリクターとのあんなこと、こんなことも知らない人生。
(なんてつまらない人生!)
どんな時でも、頭を固くして決め付けるよりも、
柔軟に受け入れるようにしたら、
自分でも思いもよらない楽しいことが待っているかもしれない。
”かもしれない”じゃなくて、きっと待っているはず。
ボドさんのような、子どもみたいな柔軟性と
大人の上品さを持ち合わせた人に、
なれたらいいなぁと密かに思うのです。
「へびのクリクター」、年始じゃなくても、いつでも置いているので
手に取ってみてくださいね。
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店の中は、スロースターターなもので、あんまり変わっていないのですが・・・
一部、ちょこっとセール中です。
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数は少ないですが、気になったものがあった方は、ぜひ~
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