Mostrando entradas con la etiqueta 本のこと. Mostrar todas las entradas
Mostrando entradas con la etiqueta 本のこと. Mostrar todas las entradas

2015-01-12

murren vol.16

murren vol.16 ¥500

新しいmurrenが届きました。

今回の特集は「琉球切手」。

私は、琉球切手という存在を今回初めて知りました。
沖縄がアメリカの占領下だった時代に発行された切手。

歴史のことにも思いをはせながら、この美しくて珍しい切手と、若菜さんのエッセイ(毎回とても楽しみ)に心をゆだねてみてください。

2014-12-07

kalas 届きました

kalas 24, 23
¥574(税抜)

三重県から市井の人を丁寧に取材し、発信するkalas。

vol.24届きました。
先回の23号、入荷し損ねてしまったので、今回まとめて入荷しました。(すみません・・・)
楽しみにしてくださっているかた、お待たせしました。

あたたかい飲み物とともに、ゆっくり読みたいリトルプレスです。

2014-10-28

渋ビル2号

昭和な渋いビルを愛する人々に捧ぐ・・・

『名古屋 渋ビル 手帖』
第2号、創刊号 ¥500(税抜)

第2号が発売されました!

今回は、渋いビルにつきものの、タイルの秘密などのページも・・・

在庫が切れていた創刊号も一緒に入荷しましたので、買いそびれてしまった方は、2冊一緒にどうぞ。

秋晴れの週末には、この手帖片手に、名古屋の渋ビルを巡ってみてはいかがでしょう。
今は、ちょうど”ブックマークNAGOYA”という本に関わるイベントも名古屋のいろいろな店で行われていますよ。

2014-10-25

fratto vol.20

fratto vol.20
¥630(税抜)


frattoの新刊が届きました。

今回の特集は、『移民大国 ニッポンの前夜』。
豊橋、浜松を中心とする日系ブラジル人、ペルー人コミュニティー、研修生として働いている中国人、ベトナム人・・・身近にいるのに遠いような存在の彼らと、そこに関わり尽力している人々を丁寧に追っています。

このテーマは、実は、私個人的にとても関わりのあるものなのです。
私は、店を始める前は、豊橋市の外国人教育相談員として、6年働いていました。
今回の特集には登場はしませんでしたが、現在の豊橋の外国人コミュニティーの根幹である”教育”を陰ながら支える職です。

特集の中には、コンタクトが途切れていて気になっていた人の姿や、知っている人や組織の名前がたくさん・・・

リーマンショック後のつらい局面や、教えてきた子どもたちの顔・・・いろんなエピソードを思い出しながら読みました。私にとってかけがえのない経験です。

とは言っても、いろいろな問題、毎日の生活は現在もまだ進行形。
この特集をきっかけに、少しでも多くの方が、このテーマを同じコミュニティーの仲間として、”私たち”のテーマとして、受け取ってもらえるといいなと思います。


*frattoの編集部で在庫切れになっているもの以外のバックナンバーも取り扱っています。

2014-09-19

アラスカとさかだち

店でおなじみになりました、アラスカ文具店のカレンダー。
来年版が入荷しました。

アラスカ文具店 カレンダー
¥300(税抜価格)

名刺サイズなので、こんな感じの大きさ。
マンスリータイプです。
ハトメのところで、ぴりっと破ります。


今年のカラーは、蛍光ピンクとブルー。
毎年の色の組み合わせが楽しみでもあります。

小さくても見やすいので、部屋のちょっとした場所に置いたり、持ち歩き用として使ったり・・・楽しい使い方をみつけてください。


「アラスカ文具店」の2Fにある「さかだちブックス」さん。
いろんな楽しいリトルプレスを置くだけでなく、楽しい本を出版もします。

記念すべき出版第1作は、『文具の友』!
アラスカ文具店、ノビ文具店、そして当店の3店主があーだーこーだとゆるーく文具のことなどを語ったりしている本なのです。(まだまだ店で絶賛発売中ですよ。)

その節は大変お世話になりました「さかだちブックス」さんですが、なにやら、またゆるくて楽しいリトルプレスを出版したようですよ。

『やながせ倉庫 ふむふむ手帖』
¥278(税抜)

岐阜県岐阜市の中心にある、柳ケ瀬商店街。
今となっては、時には昭和の香る、時にはみずみずしい感性のあふれる、新旧乱れたお店が並ぶとても魅力的なエリアとなっていますが、昔からそうだったわけではありません。

ちょっと廃れてしまっていた商店街の一角の空き店舗を改造してつくった、若手クリエーターのための場所、「やながせ倉庫」。そこからが始まりだったのです。

「やながせ倉庫」、私もとても好きな場所です。
個性的な場所なんだけど、なんだか安心する場所。

そんな「やながせ倉庫」の住民、元住民、関わりのある人たちが「やな倉」の10年をゆるーく語ります。

『私的岐阜観光案内』 ¥324

『文具の友』に掲載されている文具エッセイ、その作者である小栗淳一さんが、岐阜の観光名所を巡ってエッセイを綴る本。

小栗さんのエッセイ、読んでる間はゆるーく可笑しくて、でもなぜだか読み終わる頃には、がっしり心つかまれてる。

私は、冒頭の「金華山」読んで、”めい想の小径”、行ってみたくなってしまいましたよ。

『文具の友』のエッセイが気になった方は、ぜひ!
反対にこの『私的岐阜観光案内』が気にいった方は、『文具の友』もよろしくお願いします。

ああ、また岐阜、行かなくちゃあ!

2014-05-20

カタリ文庫さんとの対談

3周年イベントに”刷りもの”部門で出品していただく、岡崎の隣の幸田町にある「古絵本・古道具の店 カタリ文庫」さんと、3周年にあたって感じていることやこれからのことなど、いろいろと話しました。カタリ文庫×SARANAの対談です。(ちょっと長いです)

 ―まず自己紹介
石川:まず、お互いの自己紹介というか、そういったところから聞いていきたいと思っているのですが、SARANAさんがお店を始めたきっかけってなんだったんでしょう。
杉田:大学時代にお世話になった本屋さんがあって、―それがSARANAっていうところだったんですけど―「この本、いいよ」とか薦めてもらったり、読書会に参加したりしていたんです。その頃から私も将来は、本に関わることができたらいいなと。そのときは、まだ夢の話だったんですけど。それから、私もいろいろ紆余曲折あって―
石川:端折りましたね(笑)
杉田:(笑)結婚して、岡崎に戻ったんです。その時に岡崎高校のとなりに、店舗件住宅を建てるという話になって。それだったら、私もなにかできるんじゃないかと。
石川:それで本屋をやろうと。
杉田:本はずっとやりたかったことですけど、本だけじゃ難しいことはわかっていたので。私は雑貨や文房具も好きだったので、それもやろうと。文具目当てできた高校生がついでに本を見てくれればいいなと思ったんです。
石川:僕の場合は、きっかけはネットオークションでした。武井武雄の刊本作品、というとっても凝った豆本があるんですけど、これが幻の本と言われていて。昔、仕事でイルフ童画館(武井武雄の美術館)で見せてもらったことがあったんですが、それに感動して。でも、手には入らないなと思っていたら、これがオークションであったんです。
杉田:あったんですね。
石川:そこから古本集めがはじまってしまって。武井武雄という人は大正時代に「子供のための絵を描こう」とした一番はじめの人だったんですけど、そのせいか、子供の本、絵本に興味が集中しました。それで僕も紆余曲折あって(笑)いろいろな縁があって古本屋を始めることになりました。
 ―本屋って簡単に始められるの?
石川:ところで、SARANAさんみたいに本屋をやりたい人は他にもいると思うんですけど、簡単にできるものなんですか。そのあたりが謎で(笑)
杉田:私はそのお世話になったお店で取次さんを紹介していただけたので、少量の本でも卸していただけてるんですけど、個人がやろうと思ったら、保証金も高いし、なかなか相手にしてもらえないかもしれないですね。
石川:問題は取次ですよね。そのあたりが、SARANAさんの場合は縁がつながった。
杉田:そうですね。ただ、最近は出版社は限られるけれど、買取で本を卸してくれるところもあるようです。
石川:そういう意味では、古本は古物商の資格さえとってしまえば、そんなに難しくないですからね。最近はいろいろなところで古本買えますから。本にまつわる何かがしたい、なら古本屋っていうのが手っ取り早いかもしれません。
杉田:だから、そういう古本屋さんをやりたいっていう若い人が増えている。
石川:・・・三河では聞いたことないですけど・・・。ブックカフェとかになるのかな。
 本屋の抱える難問
杉田:それは利幅の問題ですね。
石川:そんなに厳しいですか。
杉田:厳しいですね。むしろ今までの本屋はあんな薄い利幅でどうやって回していたんだろうっていうくらい。とにかく雑誌とか大量に入れて、それを売って、回して。そうやってやれていた時代があったっていうことですよね。
石川:僕らはそういういい時代を知らないですからね。
杉田:大きい小さい関係なく、雑誌の売上だけに頼っているような本屋さんは大変なんだろうと思ってます。
石川:そういう意味では、SARANAさんも雑貨を扱っているじゃないですか。僕は本だけじゃだめだから雑貨もやるっていうんじゃなくて、むしろ本が雑貨化してるって考えてるんです。雑貨の一種として本がある。
杉田:確かに、そういう傾向は否めないですね。
石川:雑貨として考えたら、本にもある程度のルックスは必要だと思ってるんです。第一印象で「雑貨としてかわいい」をクリアしないと手にとってもらえない。従来の古本屋に欠けているのはそこの部分で敷居が高すぎると思うんです。
杉田:うーん・・。でも、私はそれはやりたくない・・・。
石川:やりたくないんだ(笑)
杉田:もちろん装丁がよい本は私も惹かれますよ。でも私は「かわいい」じゃなくて、内容がいいとか、物語がいいとか、特に子どもの本は成長過程の中で必要なものを読んで欲しいという気持ちが強いです。絵本は絵の力も大きいとは思いますが。むしろ雑貨としてかわいくない本をおすすめしたい。読んでみたら面白い発見があるかもしれないじゃないですか。かわいい雑貨も好きだけど、真面目な本も読める人でありたいという気持ちが自分の中にあるんですよ。
石川:SARANAさんのお店を見て、高校生とか、もうちょっと下の世代の子どもの読書体験を導くという視点もあるのかなとは思っていました。
杉田:そうですね。選書基準の中に、高校生に読んでほしい本というのがあります・・でも高校生はあんまり来ないんですけどね。いや、来る子は来るんですよ。でも、大多数は来ないですね。イオンの方に素通りしちゃいます。(笑)
石川:みんなイオン好きですもんね。確かにイオンにいけばなんでも十分以上に揃うし、大きい本屋もあるし、そこにはマンガもあるし。
杉田:行けば何でも揃う便利さは理解できます。
石川:小さい店でやる以上は、イオンにないもので勝負するしかない。いや、一応誤解のないように言っておきますけど、大資本の代表としてイオンと言ってるだけですよ。大資本にできないことをやるしかないし、逆にそれができなきゃ存在意義もないなと思うんですよね。
杉田:うちは、私の好きなものを集めていったら結果的に差別化できちゃったという感じです。でも、私の店に来てくれる人はそれがいいっていう人が来てくれている。そして、チェーン店にない物を求めている人は少なくない。
石川:それはよくわかります。思うに、小さな店というのがある種、重要な町の個性なんじゃないかと最近思うんです。大きい店、チェーン店はいろんな町にある。それ自体はインフラとしてはとってもありがたい話なんだけど、その一方でそれだけでは町の個性みたいなものは消されてしまうんじゃないか。
杉田:そうですよね。小さな店は町の顔だと思います。もっと行政も考えて欲しい。小売店は、いろんな面で薄遇されてる気がしますね。
石川:それは従来の商店街活性の補助金とは違うと思うんですよね。それはちょっと古い言葉で言えば町おこしなんですけど。なにか別の言い方ないですかね。
杉田:その町とリンクしないイベントやって、その時だけ人が集まるという従来の方法は、違う気がしているんです。身近な成功例としては岐阜の柳ケ瀬商店街があると思うんですが、「ハロー!やながせ」のような、町の個性的な店を回りながらその良さを再発見して、イベントが終わってからも、もう一度この町に来たいと思えるようなのが理想ですよ。
石川:柳ケ瀬の魅力は行政の力ではなくて、店主さんたちの力によって再活性しているというところにあると思います。小さな店同士がつながっていくことで、大きな力を作っていくことはできると思います。
杉田:そうですね。
 ―私の好きな本
杉田:私は児童文学が好きなんですが、それをちゃんと置いているお店って意外と少ないんですよね。
石川:児童文学ですか。小さい声で言うと、最近あんまり本読んでないんですが、それでも最近で一番よかったと思ったのは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」でした。あれも名作で、子どものころに読んだはずですけど、読み直したらすごくよかったです。子どものころの解釈とも違っていて、新しい発見がありました。
杉田:大人になったあとで読み直してもいいものは、いいんですよ。
石川:今、中高生って何を読んでるんでしょうね?マンガを除けば・・・ラノベ?
杉田:ラノベかあ。私たちの時代もありましたね。マンガみたいな挿絵が入った本。
石川:角川スニーカー文庫とかですね。読みました。
杉田:ラノベは通る道かもしれないですが、感受性の鋭い時だからこそ、もっと他に読むべき本があると思うんですよね。私は、小学四年生の時に英語の先生にミヒャエル・エンデの「モモ」を紹介してもらって記憶に残っているのですが、児童文学やYA(ヤングアダルト=中高生向け文学の総称)をよく読んだのは大学生になってから。最初に話した、SARANAで紹介してもらってからです。その時にこういうよい本を中高生時代に読んでおけたらよかったのになとすごく思いました。
石川:中高生のころの読書体験か・・・。僕は・・朝日新聞と司馬遼太郎と村上春樹ですね。おっさんみたいなラインナップですけど。
杉田:村上春樹だけ異質ですね。
石川:村上春樹は完全な中二病で。読んでた時は「そうかもしれない、わからない」とか言ってましたよ。文章も翻訳調に変わっちゃって。
杉田:完全にはまってるじゃないですか。
石川:ハマってましたねえ。
―今後やっていきたいこと
杉田:それはやっぱり本の紹介がしたいです。地道に。世の中にいい本っていうのはたくさんあるんですけど、それが埋もれちゃってる。派手じゃなくても、面白い本はいっぱいある。それを知らないのはもったいないと思うんですよね。大人も、子どもも。私もまだまだ知らないよい本を発掘していかなきゃと思う。そして、読んでほしいと思う人に手渡せていけたらと思います。
石川:僕も古本、古道具をやっていて一番感じているのは、いいものが埋もれちゃってる、という感覚です。―中島みゆきじゃないですけど―もっと「地上の星」を見るべきだと思います。一生を懸けていい仕事をした人はいっぱいいるのに、それに目が向けられなさすぎている。特に今は武井武雄と茂田井武の二人の童画家はもっと掘り起こしていきたいし、もっと紹介したいし、それだけの魅力がある、と信じています。
杉田:あとは、「場」として店ができることを考えていきたいです。それは、大型店舗ではできないことだと思うから。うちの店に集う人と人とをつなげる「場」。店を始めたことで、よい人との出会いがたくさんあったから、これからはその人たちがつながるようなことができないかなと。
石川:いいと思います。僕はいろんな人とコラボしてやっていきたい。イベントであったり、展示であったり、こういう対談であったり。一人でできることってどうしても限りがあるし、それこそ「ハロー!やながせ」みたいないくつかのお店が力を合わせて一つのことをやる、ということをしていきたいですね。
杉田:本を扱う店として、いろんな話をしてきましたけど、これからも個人でやっている小さい店だからこそできることをこつこつとやっていけたらいいですね。
石川:そうですね。少しずつでも、よりよい本屋、古本屋、を目指していきたいですね。 

2014-04-28

fratto vol.19

fratto vo.19  ¥630

三河発、と胸を張れる雑誌、"fratto"、年に2回の発行が待ち遠しいのですが、新しいvol.19が届きました。

巻頭の特集は、「お皿の上からはじめる旅」、私の知り合いのrestaurant mono のいずみさんや葉楽(ひらら)の綾美さんが載っています。

食についてのいろいろな記事もとても面白そうで、これは、じっくり読まないと。でも、今回は読んだらお腹がすいてしまうかもしれません。食後のリラックスタイムにどうぞ。

frattoのバックナンバーもそろっています。

2014-02-02

mürren vol.14

mürren vol.14 届いています。

mürren vol.14 ¥500(税抜価格)

今号の特集は、アイヌ。

アイヌの人と自然との関わりという視点で、アイヌの衣食住を眺めています。

昔の人は、自然のものを利用して、家を建て、着るものも作り、すべてを自分たちの手で行っていました。アイヌは、それをずっと続けてきた民族でした。
はたして現代人は、自分たちの手ですべて作り出していた頃に比べて進化したのだろうか、いや退化しているのではないか、という一言がずしんと響いた特集でした。

バックナンバーも少し在庫あります。
自然を愛する方、そんな人になりたいと思っている方に。
読んだ後には、すがすがしい山の空気が自分の中に流れてきます。

2013-12-10

カラスが飛んできた

kalas 21
¥600

津から飛び立つ、翼のある小冊子、kalas。新刊が届きました。
今回の特集は「生きものさし」
身の回りの人間以外の命について、それに関わる人を通して、綴っています。

小冊子の届けられる際に一緒に届く、編集後記のような「カラスの勝手で書」、これは店主のみの楽しみなのですが、そこに印象的な文章があったので、ご紹介。


 人間社会の劣化が、そこかしこに顔をのぞかせる世の中ですが、自分もその一員であると自覚するところからしか始まらぬと、再確認した今号です。しかし、周りからの同調圧力に屈して、望まぬことまでしなければと思い込む必要もないのです。孤独に考えることは、いつの世も変わらぬ基本姿勢だと思う編集後です。


毎号内容の濃い、kalas、ぜひご一読を。
バックナンバー(19,20号のみ)もあります。




2013-12-08

Remember 12月8日

今日は、12月8日。
何の日か、と問われてもすぐに答えられない方も多いかもしれません。
今日は、日本が戦争を始めた日。太平洋戦争の開戦日です。

私は、実際の戦争を知っているわけではありません。でも、本を読んだり、それに関わるドキュメンタリーを見たりして、知ること、想像すること。それが大切だと思います。

戦争を生きていない私たちにとって、その時代を想像するのに、その時代を生きてきた人の声を聞くことはとても役にたちます。
今日は難しい本を普段読まない方にもおすすめの、詩の形をとった2冊をご紹介。

『落ちこぼれ』 茨木のりこ詩集
水内喜久雄 選・著
理論社 ¥1,470

私がとても憧れている方なので、店にも何冊か本を置いている、詩人茨木のりこさん。
はたちで敗戦を迎えたという茨木さんの、『わたしが一番きれいだったとき』という詩があります。

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

(続く)・・・

私たちの今と大きくかけ離れているけれど、だからこそ、もし今の自分がそこにいたら、と想像することが、大きな力を踏みとどめる力になると思います。
茨木さんのまっすぐな言葉は、その時代に思いを馳せるきっかけになるかもしれません。

この『落ちこぼれ』の最後「茨木さんを訪ねて」という選者の水内さんが書かれた文章があります。その文章も、ぜひ一読してほしいのです。
特に若い人に、ぜひおすすめします。

『花森安治 灯をともす言葉』
河出書房新社 ¥1,365

「暮しの手帖」初代名物編集長、花森安治。
”鋭い言論と徹底した美意識に基づく誌面づくりで権力に切り込み、生活者に寄り添った”、今の時代にはいないと言ってもよい編集長。その言葉を、テーマ別に編纂した本です。

「美について」「この国について」「私たちの暮しについて」・・・どの章の言葉も直球で届いてきます。そして、この本は「戦争について」で締めくくられています。

戦争のことを、遠い出来事でなくて、生きた言葉として染み込ませなくてはいけない、花森さんの言葉を読むと、本当にそう思います。


地球の上の、すべての国、
すべての民族、
すべての人間が
一人残らず亡びてしまうまで、
ついに武器を捨てることができないなんて。
ぼくたち、この人間とは、
そんなにまで愚かなものだとはおもえない。
ぼくは、人間を信じている。
ぼくは、人間に絶望しない。


大きな力におもねらず、信念を貫いた人の言葉を読んでいると、私も勇気が湧いてきます。

店をやっていると、「ずいぶんと店の雰囲気とは相容れない本が置いてあるのですね」と言われることがあります。

でも、私の中では、つながっているのです。
目を喜ばせたら、頭も喜ばせる。
花森安治のポリシーのように、楽しく美しいものには暮らしがつながっていて、そこには思索がつながっている。
私は、そのバランスを取りたいと思って、一人でもよいから(特に若い人が)手にとってくれたらいいなと思い、ヤングアダルトの小説や哲学書、それから戦争に関するものなど重めのテーマの選書もしています。

なかなか手にとってもらえることが少ないのですが、本屋のはしくれとして置くべき本を売れなくてもずっと置いていくつもりです。

今日は、芯のつよい二人の著作を紹介して、私も普段に増して(?)熱くなっております。今読んでも、本当に新鮮な二人の言葉、多くの方に味わってほしいと思います。

終わりの日も大切です。でも、戦争があったのは始めの日があったから。また始まりの日が来ないように、今日のこの日に思いを馳せてほしいのです。

2013-12-03

年越し本

この小さな店のブログにも目を留めてくださっている方がいることが、こうして不定期ではあっても、はりきっていろいろなものを紹介できる励みになっています。

年の瀬がせまってくると、かさこじぞうのおじいさんおばあさんではないですが、今年も無事に年が越せそうだ、と思うと、なんだかしみじみとしてしまうのです。
でも、まだ4週間も今年は残っていますね!

今日は、そんな12月にぴったりな絵本の紹介です。

『十二の月たち』
ボジェナ・ニェムツォヴァー 再話
出久根育 文・絵
偕成社 ¥1,680

チェコやスロヴァキアに伝わる物語。
いじわるな継母と姉のいいつけのために、雪の山に出かけるマルシュカ。
山の頂上には、12人の男たちが焚き火を囲んでいます。
「三月」とよばれる青年が杖をふりかざすと・・・

時に、おそろしいほどのきびしさをみせる自然の力を、美しくダイナミックに描いた民話です。

文と絵を書いた出久根育さんは、チェコ在住。
あとがきには、雄大な自然が残るチェコやスロヴァキアには、時にこうした物語が本当に息づいているように思えるとあります。

出久根さんの挿絵を見ていると、ふと静かな深い雪の森の気配がすぐ近くに感じられるようです。冬の長い地だからこそ、自然への畏敬の念と春を待ち望む気持ちが物語の中にも表れています。

出久根さんの絵本は、他に『マーシャと白い鳥』、『あめふらし』も入荷しています。

『しあわせな モミの木』
シャーロット・ゾロトウ 文
ルース・ロビンス絵
みらい なな 訳
童話屋 ¥1,260

近所では、”変わりもの”というレッテルを貼られた、丁寧な暮らしをするクロケットおじいさん。
ある日、花屋の店先で枯れかかったモミの木を手に入れます。
少しずつよみがえっていくモミの木の周りでも、少しずつ変化が・・・

日本の世の中には”丁寧な暮らし”がたくさん出回っていますが、私は、クロケットおじいさんのような人こそ丁寧な暮らしをしている人じゃないかなと思うのです。
穏やかで温かな、市井の人のクリスマス。
私はそういうお話が好きです。

『はしれ、トト!』
チョ ウンヨン作
ひろまつゆきこ 訳
文化出版局 ¥1,890

来年はうま年、ということで馬のお話。

トトはわたしのおきにいりのぬいぐるみ。
馬がだいすきなのに、ほんものの馬を見たことなかったわたしを、
おじいちゃんがけいばじょうにつれていってくれることになったの。
そこには、トトそっくりの馬がいた!

今年、かわら美術館に「ブラスティラヴァ世界絵本原画展」を見に行きました。
そのコンクールでグランプリを受賞したのがこの作品。

競馬場に集まるおっちゃんたち(失礼!)の表情、疾走する馬の迫力・・・どのページも魅力たっぷり!
原画は、さらに迫力があり、この作品が桁違いに秀でていました。

小さい人からしたら、大人のやっていることって滑稽です。純粋な小さい人の視点からみた、ちょっと皮肉なお話の内容にも、くすり。

勢いのあるこんな絵本とともに、新しい年を迎える準備をするのも楽しいですよ。

明日明後日(水木)は定休日となります。
よろしくお願いします。

2013-11-18

『渋ビル手帖』と『ぽかん』

古いもの好き。昭和のもの好き。建築も興味ある。
という私ですが、この冊子を知った時は、その視点があったか!と思いました。

『名古屋渋ビル手帖 創刊号』
¥500

寺嶋さん、謡口さんのお二人が名古屋の”渋ビル”つまり昭和の渋いビルを愛で、褒める会、「名古屋 渋ビル研究会」。そこから生まれたのがこのリトルプレスです。

普段視界に入っているはずなのに、きちんと観察したことのなかった渋いビル。改めて見たら、こんなに楽しいポイントがあるんですね。
これは「渋ビル手帖」片手に新たな渋ビルを発見しに街に出るしかない!

「渋ビル研究会」、12月にはなにやら楽しいイベントも企画されてるようですよ。詳しくはこちら


『ぽかん 3号』
¥900

リトルプレスと呼ぶよりも、同人誌と呼んだほうがふさわしい気のする『ぽかん』の3号が発行されました。
今回は、1,2号と趣を変えて、本誌に付録が2部ついています。

私は、自分が本屋と名乗るには、おこがましくて恥ずかしいほどに、好きな本しか読まないし知らないのですが、『ぽかん』を読むと、本をもっと読まなきゃなと思います。
寄稿されている方たちの文章が好きです。
ゆらゆらとたゆたうように、同時に中毒のように読んでしまう『ぽかん』。

活字があるとつい読んでしまうような方に。古本好きな方にも。
1号、2号のバックナンバーも揃っていますので、合わせてどうぞ。

2013-11-16

冬将軍きたるや

ブログを更新をしていない間、ちょっとばかり風邪をひいたり、眼の調子を悪くしていたりしましたが、すっかり元気になりました。

眼の調子が悪いのは、お風呂スマホ(ジップロックに入れて長風呂のおともに)と、たぶん運動不足がいけないという結論にいたりました・・・ということで、お風呂スマホはもちろん、スマホをなるべく見ないように心がけたらだいぶよくなりました。

もともとアナログな人間なので、便利なものよりアナログに戻れということなのでしょうかねぇ。

ひと月前はあんなに暑かったのに、すっかり秋。でも、紅葉はまだまだという感じです。日本は四季がある、なんて胸を張って言えなくなっていますね。木枯らし1号も吹いたことだし、かけ足で冬がやってくるのかしら。

というわけで、店のメインテーブルにはこれからの主役、クリスマス関連の本やカード、カレンダーを並べました。


『モミの木』
ハンス・クリスチャン・アンデルセン 文
サンナ・アンヌッカ 絵
¥2,310

この本、出来上がるのをだいぶ前から心待ちにしていました。
アンデルセンのお話に、マリメッコのデザイナー、サンナ・アンヌッカが挿絵をつけています。

装丁から、中の絵すべて、うっとりするほど素敵な本です。
大人のための絵本。
ご自分への、大切な人へのプレゼントとして、手にとってみてください。

『ふゆ』
こうのあおい 文・絵
¥1,575

こちらは、イタリアで1972年に生まれたロングセラーとあったので、すっかり外国の作家さんのものだと思っていたのですが、南スイスに在住されている日本の方の作と聞いて驚きました。

グラフィックデザインやテキスタイルデザインなども手がけ、ブルーノ・ムナーリとも親交が深かったのだそうです。パートナーは、グラフィックデザイナーのマックス・フーバー氏です。

こうのさんの公式ホームページはこちら 
イタリア語ですが、作品の画像などを見ることができます。

雪が降り積もった銀世界。
ページをすすめるたびに、自分の中の雪の感触がよみがえります。
内容は、2歳くらいからの小さい人が楽しめるものとなっていますが、大人の方も、一緒に、一人で楽しめる絵本です。


メインテーブルには、他にもおすすめのクリスマスの本を並べています。
今年はお祭り騒ぎのクリスマスでなくて、本来のクリスマス、人間の温かさを確かめる日の物語をじっくり味わってみてはいかがでしょうか。

egg press クリスマスカード
¥367~

今年もアメリカの活版印刷アトリエ、egg pressのクリスマスカードが届きました。


いい色合いで、ちょっとユーモアの味付け。
もちろん活版印刷の風合いも感じることができます。


こてこてのクリスマスカードという感じでないので、クリスマスを祝うわけではないけれど、連絡をとっていなかったあの人に、さらっと近況を書いて出すというのもいいと思います。

再入荷はないので、気になる方はお早めにどうぞ。


ブログを更新していない間に、いろいろと入荷しています。
順番に紹介していく予定ですが、店もちらりと覗きに来てくださいね。

2013-11-02

ふらっと

少し遅くなりましたが、frattoのvol.18届いています。

fratto vol.18 ¥680
三河から発信する雑誌、と胸を張ってご紹介できるfratto。
今回の特集も、巻頭から「秋の日に贈る浪漫派ツーリズム」と、私のツボを押さえてきます・・・
本当は、すぐにでもこんな場所に行けたらいいのだけど、なかなか出かけられないから、ソファの中で想像を膨らませるいつもの旅です。

「もの想う秋」かぁ、秋はいろんな形容詞が付きますね。

コーヒーでも飲みながら(自家焙煎珈琲店の特集も)ゆったり読み耽るのが似合う雑誌です。
バックナンバーも揃っていますので、買いそびれた方はぜひ。

2013-07-09

街と山のあいだ。

山や自然は
変わらずそこにあって、
思っているよりも
すぐそばにあって、
行こうと思えば
いつでも行けて、
いつも黙って
受け入れてくれる。
行けば必ず
いいことがある。
山のある人生には
いいことが多い。

-mürren表紙より

mürren vol.13  ある山の一日 ¥525


そんな表紙から、思わず手に取ってしまう。
"mürren"(ミューレン)

「街と山のあいだ。」というコンセプトで、半年に一度発行される小冊子です。

私は、自然が好きだけれど、きちんと装備をしてのアウトドアなんてしたことがない。山登りもきっと無理。
でも、mürrenを読むと、どうしても自然の中に行きたくなってしまう。
山登りは無理でも、山歩きなら・・・

インドアな私も、実は持っている自然への憧れ。自然の中にいると、ふつふつと、でも静かに穏やかに心の中に生まれる喜び。

mürrenを読んでいると、自然の中にいる時の気持ちがふとよみがえるのです。
文章も写真もとてもよいです。

そんな小冊子 "mürren" vol.13からお取り扱いが始まりました。

『地元菓子』 若菜晃子
新潮社 ¥1,680

どの町にもある、地元ならではのお菓子。
昔から食べ継がれてきた、おやつにいただくような、庶民のお菓子。
全国津々浦々を旅して回って、そんなお菓子の奥深い世界を堪能させてくれる本。

この本は、mürrenを編集されている若菜晃子さんの著作です。
私は、それを知らずに店に入れていたのですが、mürrenの入荷のやりとりの中で、そのことを知りました。

表紙から心ひかれます。
これは、水まんじゅうだ。
大垣の友達の家に行った時に初めて食べた水まんじゅうの美味しかったこと・・・
特にこんなに暑い日に、大垣の美味しい水と一緒につるつるっとね・・・

見たことのないお菓子の話は当然、興味深い。
でも、地元ならではのお菓子が出てくると、「あぁっ!伊賀まんじゅう!」などと思わず声を上げてしまいそうになってしまうのです。

そして、本の後ろの方には「おかしなたび 岡崎」のページもあるんですよ。(えっへん)
(実家のすぐそばを回られたようで、ちょっとどきどきしながら見入りました。)

こういうお菓子、ずっと残っていてほしいものです。
読み進むのがもったいなくなってしまうような本。おすすめです。

店頭には、この本を含めて「とんぼの本」シリーズ、何冊か置いています。
美しいカラー写真と、充実の内容の本ばかり。ぜひ手に取ってみてください。

2013-05-08

旅のお供に

この間の月曜日は、次の日が定休日と間違えていた私です。
でも、今日は本当の定休日。
週末のイベント準備をのんびりと。(準備をのんびりしてるので大抵当日あせるのですが・・・)

さてさて、好評いただいている「東海文具サミット」
「東海文具サミット」というと長いので、短縮できないかなーなんて考えていましたが、アルファベットだと"TBS"になって某TV局みたいになってしまうので、却下しました。

ノビ文具店さんの楽しいセレクトに”くすっ”となったり



アラスカ文具店さんの日本の銘品に”おぉー”となったり


ぜひいらしてください。

地元民でない方が、岐阜と三重に行く時にぴったりなリトルプレスも一緒に置いています。

kalas vol.19  ¥600

三重県津市、ノビ文具店さんの入っている建物「四天王寺会館」にkalas(カラス)編集室はあります。

「人間に飼い慣らされないカラスの鋭い視点で、地域の魅力や日々の暮らしを観察しています。」

地方の一都市にいると、自分は田舎にいる、というようなネガティブな思考にとらわれがちになります。
kalasは、地方だからこその視点、できること、そして地元の暮らしの丁寧な取材を重ねています。読み終えた後に、その日々から抽出された美味しい果実が自分の中で栄養になったのを感じるのです。
この内容の冊子を年に3回も出版されているというから驚きました。
津市に行ってみたくなります。とてもいい冊子です。


柳ケ瀬BOOK ¥400

そして、アラスカ文具店さんのある岐阜県岐阜市柳ケ瀬商店街、その魅力をたっぷりと教えてくれるのがこちら、「柳ケ瀬BOOK」です。

柳ケ瀬に行ってみると、本当にうらやましくなる!
昔ながらの街に、昔ながらの商店街があって、年配の方がずーっとやっているお店もあれば、若い店主さんががんばっている店がそこここにある。とっても魅力的な場所なのです。


そして、ここ愛知が自信をもっておすすめできるのは・・・

fratto vol.17 ¥680
frattoの最新号、vol.17出ました。
今回は、巻頭特集は、「建築家×オーナー」
充実した紙面です。

後半には西三河、東三河のショップ紹介もあり、巻末のMAPには以前にfrattoで紹介されたショップが全て載っています。(当店も載っていますよ)
こちらを回る際の参考にもなりますので、ぜひ!


「東海文具サミット」は5月31日(金)まで。(水木定休です。)
当店は、今週末から来週にかけて、不定休となりますので、ご注意ください。
詳しくは→こちら

2013-01-14

憧れのボドさん


年末も年始もご挨拶もせず、なんだかんだと新しい年になり
10日以上も過ぎてしまいました・・・

今年もゆるゆると始動だなと思っていたら、7日営業開始から
多くのおなじみの方、初めての方に来ていただけて、本当に
うれしい滑り出しです。

今年初めてのブログだから、何か目標のようなものを!と思うのですが、
なんだか抱負のようなことを言うのが苦手です。
年の初めに人一倍たくさんやるぞと思うことが多い割には、
ほとんどを実行できないナマケモノなのです。

でも、1年のいろんなことを思い出していたのですが、
交通の便が格段いいわけではない場所にあるこの小さな店に
足を運んでくださる方たちの存在に自分は本当に支えられていると
思いました。

そうして足を運んでくださる方の小さな”拠り所”(=SARANA)
で在れるように、基本に忠実に、できることを一つずつやって
いきたいとあらためて思っています。

みなさん、今年もどうぞよろしくお願いします。


さてさて、今年はへび年ということで、

「へびのクリクター」
作 トミー・ウンゲラー
文化出版局 ¥1,050
私の大好きな、この絵本の紹介から始めましょう~

トミー・ウンゲラーといえば、『すてきな三にんぐみ』の作者として有名で、
私のとっても好きな絵本作家です。
ウンゲラーさんの本の中でも、この『へびのクリクター』一番好きな本
かもしれません。

・・・・・・・・・・・・
フランスのある街のボドさんというご婦人の元に、
巨大なドーナツのようなへんてこな小包が送られてきました。
開けてみると、なんと中にはへびが!

ブラジルでヘビの研究をしているボドさんの息子からの
プレゼントだったのです。
動物園で毒蛇ではないことを確認すると、ボドさんは、
へびに「クリクター」という名前をつけて、飼うことにしました。

ボドさんはクリクターを大変かわいがり、出かけるときも一緒。
ところが、ある日・・・
・・・・・・・・・・・・


へび、というと苦手な方もいて、干支の中ではあんまり人気がない
動物なのかもしれないですね。
でも、この本を読んだら、クリクターが可愛らしくて仕方なくなります。
小さい人も、きっとへびのイメージが変わるのではないかしら。

ウンゲラーの、なんとも力の抜けたほのぼのとした絵は、
見ていて飽きません。

でも、この本の魅力は、なんといってもボドさん。
いくら息子が研究しているからって、いきなり家に大蛇を贈られたら、
わたしだったらどうしよう?

こんなに品のよさそうなご婦人なのに、へびを飼ってみるという
発想の柔軟さが素敵です。
しかも、その可愛がり方といったら!↑

小さい人に絵本を読み聞かせしたりして、絵本に触れる機会の多い
大人の方には、絵本や児童書に出てくる”大人”に注目して
一度読んでみてほしいなぁと思います。

自分がボドさんだったら・・・「こんなもの送ってきて!」と
ヒステリックに送り返したりしないかしら・・・と想像します。
でも、きっとそうしてヒステリックに拒否したら、
こんな楽しいクリクターの存在は知らずに、おしまい。
クリクターとのあんなこと、こんなことも知らない人生。
(なんてつまらない人生!)

どんな時でも、頭を固くして決め付けるよりも、
柔軟に受け入れるようにしたら、
自分でも思いもよらない楽しいことが待っているかもしれない。
”かもしれない”じゃなくて、きっと待っているはず。

ボドさんのような、子どもみたいな柔軟性と
大人の上品さを持ち合わせた人に、
なれたらいいなぁと密かに思うのです。

「へびのクリクター」、年始じゃなくても、いつでも置いているので
手に取ってみてくださいね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

店の中は、スロースターターなもので、あんまり変わっていないのですが・・・
一部、ちょこっとセール中です。

・2013年カレンダー(作家ものも全て) 30%off

・今シーズンの服、服飾小物 30~40%off

数は少ないですが、気になったものがあった方は、ぜひ~

2012-11-15

fratto 最新号入荷

ずいぶんとお知らせが遅くなってしまいましたが、
frattoの最新号 vol.16 が発売され、店頭にも入荷しています。

fratto vol.16 ¥680

今回の特集はアトリエの光景。
相変わらず、どのページを開いても読み応えのある内容となっています。

「彼女たちの手仕事」というページに、SARANAでもお馴染みの
手づくりハンコ作家のkočka(コチカ)さんが紹介されています。

また、「fratto FAVOUR」のARTISTのページには、上で紹介した
戸次祥子さんが紹介されています。

ゆったりとした気持ちで、静かな午後や夜に読みたい雑誌です。

店の在庫が切れてしまっていたvol.15を含め、バックナンバーも
出版元にあるものはすべて揃っています。
どうぞ手にとってみてください。

2012-07-29

きまぐれじゃなくって

店の中をまたもや模様替えしました。

ちょっと前までは、かがんだりしないと取れないものが多く
なっていたので、取りやすく見やすいディスプレイをしなくては!
とずっと考えていました。

ディスプレイというのは、奥が深い。
いろいろ試行錯誤しながら・・・なのですが、
「まだまだ修行が足りぬの」と心の中で自分で自分を戒めながらの
ディスプレイ道であります。

今まで、facebookページの方で、「きまぐれ書棚」というテーマ別に
写真で本を紹介するコーナーをほんとに気まぐれに更新していたのです。


今回から、その「きまぐれ書棚」のコーナーを店の中にもつくりました。

今回のテーマは
「夏だ!旅に出よう!」




旅にまつわる本、世界のことの本や、雑貨を少しだけまとめてあります。
もともと、自分が旅や世界のことが好きなのでついつい集まっていた本たちを
一堂に。

絵本や児童文学のコーナーも、作家やテーマ、年齢別にゆるーく分類の
タグをつけました。

新しい絵本も入荷していますよ。

本だけを扱っている店よりも数は少ないかもしれませんが、自分が本当に
気に入っている作家さんや内容の本や、自分が読みたい!と思った本を
置いています。

私としては、絵本や児童文学なんてあんまり手に取ったことがないという
大人の方に、ぜひ!手にとってもらいたいのです。
あたたかい話、シュールな話、味のある絵・・・こちらも奥が深いですぞ。

本を扱う店として、本のことをもっと発信&本を手に取りやすい店づくり
をしていこう!と思っていますので、よろしくお願いします~


さてさて、再入荷のお知らせです。

Hachi ラベルセット ¥200

紹介後、すぐに売り切れてしまったHachiさんの
ラベルセット、届いています。

EMエコせっけん ¥180
そして、こちらも反響がとても大きいEMエコせっけん。再入荷です。
試してみた方からも、とてもいいよ~!との声をいただいていますよ。


PARKER ジョッターボールペン
¥1,260
こちらも長く人気者。
ジョッターボールペンも再入荷しました。
入荷してすぐにホワイトが現在欠品中です。(また再入荷します)
ブロンズ、グリーンはあります。


と、長くなったので、今日はこの辺で。
更新の方が追い付かない最近です。
いろいろ入荷してますので、少しずつ紹介します。

今日もどこかで花火の音・・・
夏だなぁ。

2012-06-17

遅々として・・・

今日は、父の日ですね。
相変わらず、だからと言って店としては何もしてないのですが・・・
(先月の母の日の投稿、反響があって、うれしかったです。
もうちょこっと私も本当に思っていることを書いていこうと思いました^^)

せっかくなので、今日はお父さんにちなんだ絵本の紹介です。

紹介するのは、どちらも大好きな2冊。

『ねずみのとうさん アナトール』
イブ・タイタス 文
ポール・ガルドン 絵
晴海耕平 訳
童話館出版 ¥1,365

表紙からも分かるように、これはフランスのねずみのお話。
ベレー帽に自転車走らせる姿が決まってるアナトール。
でも、外見だけがムッシューというわけじゃない。

人間に、ねずみのことを「いやらしい、フランスの恥だ」と言われ、
ねずみとしての自尊心や誇りと、家族を養わなければいけない必要とを
両立させようと、アナトールがひらめいたこととは・・・

読んだ後に思わずにんまり。
でも、こんな生き方、きっと私たちもできるんじゃないかって
思えるのです。
人間としての誇りを保ちながら、日々食べていくってこと。

なかなか深くて、ウィットのきいたお話です。


『おとうさんの ちず』
ユリ・シュルヴィッツ 作
さくまゆみこ 訳
あすなろ書房 ¥1,575

作者のユリ・シュルヴィッツは『よあけ』や『ゆき』などで有名な
ポーランド生まれの絵本作家です。
(『よあけ』は店にも置いています。)

シュルヴィッツが4歳の時、第二次世界大戦で大空襲をうけた
ワルシャワを逃れ、当時のソ連で暮らし始めました。(現在のカザフスタン)

戦争で、故郷を追われた先では、日々の食べ物にも困るほどの
貧しさが待っていました。
ある日、わずかなお金を持ってパンを買いに市場に行ったお父さんが
家に戻ってきた時に、手にしていたのはパンではなくて、大きな世界地図!

ユリ少年は、はじめはそんなお父さんを恨んだものの、
次の日からはすぐに世界地図に夢中に・・・
聞いたこともない地名を唱えれば、心は想像の世界にはばたきます。

「地図のおかげで、貧しさもひもじさも忘れ、
魔法の時間を過ごすことができた」

これは結果論であって、子どもにひもじい思いをさせて
ひどい親だと思われる方も、もしかしたらいるのかもしれません。

でも、子どもが自分の力でどうにもできない環境にあったときに
子どもらしさを失わないための希望や想像の種を
大人が与えることの重要さを、私は考えさせられました。


結局、お父さんにちなんだ絵本といいながら、
「父であること」「親であること」「大人であること」について思わず考えてしまう
選書になりました・・・

「父の日」がそんな日であってもいいんですよ、はい。


<おまけ>
『おとうさんの ちず』には、小さなサプライズがあるのです。



ほら!SARANAのある、”岡崎”が載ってる!
店で探してみてくださいね。