小菅幸子(こすげさちこ)さんから、ブローチが届きました。
この画像に写っているブローチ以外にもいろいろと、届いています。
明日より店頭に並びます。お楽しみに。
同一作品は、お一人一作品とさせていただきます。
現在作家もののお取り置き、通販、予約は受け付けておりませんので、ご了承ください。
また、在庫のお問い合わせにつきましては、メールでお願いいたします。
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小菅幸子さんのブローチに関して、以前からブログで伝えようか迷っていたことがありました。
ご存知の方もいるかもしれませんが、小菅さんのブローチがネットオークションで転売されています。
問題と思っているのは、はじめから転売目的で作品を購入する人がいる、ということです。当店から転売目的で購入されたと思われる方の出品も目にしました。
それを知った時、とてもショックだったのですが、当店は作家ものの通販をお休みさせていただいているので、このことについては本当に言おうかどうしようか迷いました。
つまり、取扱店がない地域の方にとってみれば、通販がないからオークションで買うしかないと言われかねないからです。
私は、それでもこうして公の場で思うところを伝えるべきだと思いブログを書いています。
つくり手の小菅幸子さんは、この現状をとても悲しんでいます。
小菅さんのブローチは、手に取りやすい価格というのも魅力ですが、転売はその求めやすい価格が仇となっています。もちろん、欲しいと思う方にとっては価格が高騰してもその価値があるということです。
でも、そもそも小菅さんが作品の価格を手に取りやすい価格にしているのは、「多くの人に陶のブローチを気軽に身に着けてほしい」という思いがあるからです。
作家さんの多くは、自分に還元される利益を抑えてでも、自分の作品を大切に思ってくれる人に届けたいと思っています。
ところが、手間と時間と思いを込めてつくった小菅さん自身よりも、転売目的、儲け目的で購入する人の方が利益を得てしまう・・・のです。
小菅さんも、自身のTwitterでこうつぶやいています。
わたしのブローチを最初から転売目的で買う方はどんな気持ちなんだろう。それで手にしたお金はどんなお金なんだろう。時間とお金と体力と神経と、注げるすべてをいっぱい使って作っているのに。たくさん一気に買ってさっさと転売する人がこわいです。
転売そのものを阻止することは難しいけれども、いろいろな手だてがあるかもしれません。
ただ、今のところは作品を欲しいと思う方に考えていただくのが一番と思います。
早く手に入れたいというお気持ちも分かります。
でも、作品との出会いというのも、ひとつの縁だと思うのです。
人の手で思いを込めてつくられ、自分の元までやってくる作品。
作品と自分との関わり、という視点でその作品を欲しいという気持ちとゆっくり向き合ってみるのはどうでしょう?
転売目的で購入した人から買う人がいなくなれば、転売もなくなるのではないかと思います。
その人にぴったりしっくりきて、作品のことを大切に思って、長く愛用してくださる方にお嫁にいくといいなぁと作家さんの作品を眺めながら、店の片隅からいつも願っています。
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