2011-04-20

水にたゆたう

今日は、wakitao のワキタヨシコさんが、納品にみえました。

ワキタさんは、型染めのイラストや雑貨をつくっている
創り手さんです。

型染め、といわれてもピンとこない方もみえるかもしれないので、
簡単に説明しますと・・・

  日本に昔からある染色方法で、有名なものでいうと着物の
  江戸小紋や沖縄紅型、身近なものだと手ぬぐいや浴衣など
  があります。

  和紙に柿渋を塗って強くしたものを切り込んで、切り絵のような
  型紙をつくります。
  型紙を刷りたいものの上に置き、まずは糊を上から刷りこみます。
  それを乾かした後で、全体を染色。
  そして、水で糊を洗い流すと、糊がついていた部分には
  色がのらず白く残ります。
  それを乾かせば完成。(またその上から染色する場合もあります。)

そのような工程を重ねて、できあがったワキタさんの作品たち。
和紙の手触りと独特の色遣いとほっこり感。
思わず手にとってじっと見てしまいます。

タンブラーやカード
レターセットもありますよ
型染めの技法は、だいたい分かっていたつもりでしたが、
布に染めるのと同じように、和紙も糊を落とすために水に入れると
聞いた時は、思わず驚いてしまいました。
でもよく考えれば、和紙は、もともと漉いて作るもので、水には強いですからね。


タコ好きさんが意外に多いらしいですよ。
見ればみるほど、気になるヤツで、私もタコファンになりつつあります。
糊を落とすために、水に浮かんでいるタコを想像してみると、なんだか
癒されます。タコもきっと水に放たれてうれしいはずです。

そんなwakitaoさんの企画展を7月に予定しています。
詳細は後ほど・・・お楽しみに~

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