オープン日も決めて、
もうやるしかない、というところですが、
あらためてSARANAをどうしてはじめることに
したのか、という話をここでしたいと思います。
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私が大学生の頃、大学のすぐ近くに
SARANAという本屋さんがありました。
本屋だけれど、グランドピアノがあり、
音楽教室も兼ねていて、時にはコンサートも
開かれる素敵な場所でした。
その頃の私は、日本という閉塞した社会の中で
いろいろと考えても答えが見つからず、
悩んでいた時期だったのですが、
SARANAに通う中でたくさんのよい本に出会い、
オーナーの一人、百合子さんと話し、
そこで出会った人たちと語りあうことで、
自分の人生ときちんと向き合う
準備ができた、と思っています。
その当時のSARANAは紆余曲折あり
なくなってしまいましたが、
オーナーの一人、百合子さんの自宅で
Little Saranaとして、本屋と音楽教室は
再出発しました。
SARANAとは、スリランカの言葉、シンハラ語で
「拠り所」という意味。
- 仏教の生きた国スリランカでは、とても
深い意味の言葉で、たくさんの意味をもつ言葉でも
あります。
このSARANAを名付けたスリランカのお坊様、
アリヤワンサ サードゥーによると、
「居場所」「探しているものが見つかる」という
意味にもなる、とのことでした。
私にとってまさに「拠り所」であった
SARANAのような場所をいつかつくれたらいいな・・・
よい本と
人の手を介することのよさを教えてくれるものと
人の手で創られた素敵なもの
そして、いろんな人が集まったり、話したりすることで
つながることができる場所
いつもの妄想からはじまったことでしたが、
温め続けていたら、形にできる時がきました。
SARANAという名前も受け継ぐことになりました。
あの頃のSARANAでまかれた種が芽をだし、
成長できました。
少し小さいかもしれないけれど、今度は
私が、新しく種をまけたら・・・
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